Quantum Tic-Tac-Toe Tutorial
What is Quantum Tic-Tac-Toe?
量子三目並べは、量子力学における非局所性を主要なコンセプトとして、三目並べ(○×ゲーム、Tic-Tac-Toe)をもとに作成されたゲームです。
量子三目並べでは、(古典)三目並べと同様に(古典)マークを3つ並べたほうの勝利となります。ただし、古典マークを直接マークすることはできません。
プレイヤーは古典マークの代わりに「量子マーク」をマークし、これがある規則に従って古典マークに変わります。
詳しく見ていきましょう!
How to play Quantum Tic-Tac-Toe?
X のターンからスタート!
X は「量子マーク」を異なる2つのマス(状態)に重ね合わせてマークします。「量子マーク」とは、位置が2つのマスに重ね合わさった(古典)マークのことです。この時点では2つのマスのどちらにあるのかはまだ確定していません。続いて Y のターン
同様に量子マークをマークします。X, Y 交互に量子マークを繰り返します。
古典マークは1つのマスに1つしか入りませんが、量子マークは、他の量子マークがすでにあるマスに重ねてマークすることもできます。循環もつれが発生!
重なり合った量子マークのうち、ある量子マークが2つのうち片方のマスの古典マークであって、もう片方のマスではないかが決まれば、別の量子マークのマスも1通りに決まるようなマークの組ができることがあります。これを「循環もつれ」といいます。Collapse
循環エンタングルメント状態にある量子マークは直ちに「collapse」が引き起こされます。量子マークの重ね合わせ状態が崩壊(collapse)し、古典マークになるのです。
循環エンタングルメントを発生させたプレイヤーではないプレイヤー(X がマークしたことで発生した場合は Y)が、量子マークを2つの古典状態のうちのどちらにするか決定します。ゲーム終了‼
通常の(古典)三目並べと同じように、古典マークが1列に3つ並んだ時点でゲームは終了します。自分の古典マークを3つ並べたプレイヤーの勝利です‼ ただし、量子三目並べでは collapse の後、いくつかの列に同時に古典マークが並ぶことがあります。この場合、できた列に最もあとのターンのマークを有している方の負けとなります。